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So-house-和モダン

2008年「下土居の家(O-house-04)」DAIKIN + JDN + LiVES エアスタイルコンテスト特別賞

中庭デッキを中心に「縁」が育まれる住まい

2層を貫く長大な格子戸が生みだす、和モダン空間。

田畑が点在する静かな環境で、旧家と新しい住宅が混在しており、今後さらに宅地化が進んでいくと予想されるエリア。そんなロケーションに敷地面積42坪、東南の角地に建つ。

屋根まで伸びる大きな格子戸が印象的な建物です。

光や風を感じられる空間、日本の伝統文化を住まうことを通じて伝えていく空間を、斬新なアイデアとともにカタチにしています。

要望は、奥様が洗濯ものやふとんを干したまま出かけても大丈夫な風と光が降り注ぐ空間をつくること。そこで提案したのが、昔ながらの日本文化の象徴とも言うべき「縁側」を住まいに活かす家である。現代の住まいは個人がプライバシーを確保するあまり、壁で庭を囲むコート型が好まれる傾向にあるが、この住宅では南側の中庭デッキに縁側の役割をプラス。

そのため南面を壁で囲わず、屋根までの高さを持つ幅4m60㎝の格子戸にすることで、常に中庭デッキに風とたっぷりの光を取り込めるようにした。

また格子戸に網を張り網戸としても機能させたため、格子戸を閉じていれば風は流れても虫が入ってくる心配がない。もちろん格子戸を開けば、中庭デッキは外へとつながり地域の人々との緑を育む場所にもなる。

こうして家全体のプライバシーを守りつつも、時には中庭を通じて外との「緑」を育む住まいが誕生した。