弊事務所設計の現場では工程に支障を来たす状況には至っていませんが、断熱材の入荷が遅れ気味あるいは断熱材の種類の変更を検討しなくてはならないケースもあります。
いずれにしても尋常な状況ではありません。早く解消策をたてていただきたい。
断熱材グラスウール不足の記事がありましたのでご紹介します。
毎日新聞(12月4日)の記事に下記のような内容が掲載されていました。
住宅エコポイント:断熱材不足 省エネ住宅建設が大幅遅れ
住宅エコポイントの人気の高まりを受け、代表的な住宅断熱材のグラスウールが不足し、省エネ住宅の建設が大幅に遅れている。従来のほぼ2倍の国産断熱材の使用が義務付けられており、・・・・・(省略)
経済産業省と国土交通省も実態調査を始めた。
住宅エコポイントの対象となる「次世代省エネ基準」は、従来のほぼ倍の国産グラスウールの使用を定めている。08年のリーマン・ショックで急減した国内の建築需要を刺激する狙いがあった。10年度上半期(4~9月)の新設住宅の着工戸数は、前年同期比6.2%増の40万7895戸。エコポイントを申請した省エネ住宅は10月末で10万9445戸に上り、新築の省エネ住宅の比率は約1割から約4割に増加した。
経産省と硝子繊維協会の推計によると、今年1~10月の住宅向けグラスウールの消費量は約10.9万トンで、同時期の生産量(約10.8万トン)を上回った。国産品は大手2社が全体の約8割を生産しているが、金融危機以降、住宅不況のあおりで大幅に減産。今回の需要急増には在庫と増産で対応しているが「受注残は約1カ月分あり、来春までは注文がさばけない」という・・・・・・(省略)
経産省はメーカーに対し、増産や輸入の検討、中小の工務店への供給に配慮するよう求める通達を出した。(以上)
岐阜市 LIC・山本建築設計事務所