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高気密・高断熱について2012.09.04

高気密・高断熱 という言葉は一度は耳にされていると思います。
そして、家を建てようと考え始めたころには、もっと興味深く関心をもたれたことと思います。
高気密  気密性が高いということ(数値は決まっています)
     気密性が高いとは、隙間が少なく熱が逃げにくいということ
高断熱  断熱性能が高いということ 
     それは、内の熱が外に逃げにくいということ、外の熱が内に伝わりにくいということ
では、なんのためにそうするのでしょうか?
冷暖房時の熱効率を良くして、ロスを少なくする、つまり快適で電気代も少なくでき、CO2の排出も減らすことが出来るのです。すばらし~ですね
しかし、高気密・高断熱にすれば熱効率を良くできるのでしょうか?
例えば、よく見かける総2階建ての家で、二階の屋根には庇はあるが、1階には庇がない家を見かけたことはありませんか?
そうです、高気密・高断熱の場合は1階にも庇を設け、夏に外から入ってくる熱を少なくしないと、熱効率とは逆のこと、つまり庇が無いと熱を家の中に溜め込んで、熱を逃がさない家は暑くなってしまい、余計に光熱費がかかるというわけです。
このように想いとは逆もあるわけです。
全般的に、高気密高断熱化が進む今の住宅では、庇はとても重要なもので熱効率と関係があるのです。
この関係を覚えておいていただけると快適な住宅が出来ると思います。