ガルバリウムには数多くの曲げ加工とその張り方、表情があります。この住宅は岐阜市岩田坂で設計したもので、南面はガルバリウムの横張りです。
・形状
大きく分けて、縦に張るもの(縦に張るものは横にも張れます)、横に張るものがあります。それぞれに、加工の仕方により釘が見えるもの、見えないものがあります。釘が見えないものは、重なる部分が大きくなりるのと複雑になりますので、面積当たりの単価は高くなります。釘が見えなくなる加工をしたものをスパン加工といいます。
形状はそれぞれフラットになるもの、よく見かける凸凹のもの、凸凹の平らな部分が大きいものなどがあげられます。
・特徴
ガルバリウムは鉄からできています。鉄の表面にアルミ亜鉛合金メッキ+焼き付け塗装が施されています。メーカーの説明書にはもし表面に傷ができてこのメッキがはがれた場合には傷の周囲にあるアルミ亜鉛がその傷を覆うように移動していくので、錆にくいとあります。一度、移動するところを見てみたいものです。